自分の体験談になるのでかなりぼかして書いている。
小学校低学年は、楽しかったと思う。
小3あたりからそうではなくなった、。
小学校高学年から中学校は、本当に本当につらかった。
毎日死にたい死にたいと思って生きていた。
わけがわからないけれど、とにかく人間関係が壊滅的にうまくいかなくなった。
いじめられるようになったのだが、いじめられている自覚がなくてエスカレートしてしまうまで気がつかなかった。
高学年くらいからはいじめはなくなったけれど、誰も私に話しかけてはこなかった。
私はいない人物のようだった。
中学時代はなんとか仲良くなった女の子グループから外されないように、とにかく尽くしていた。
残りの中学時代をいじめられないように、一人にならないように、人に合わせて自分のやりたい部活ではない部活に入り、自分の興味がない選択授業を取り、毎日毎日人に合わせて会話した。
ニコニコ笑って、必死に会話に入っていた。
そのうち、友人の買うお菓子やマンガ、遊ぶお金を払わされるようになったのだが、私は金づるになっているということに全然気がつかなかったので、ニコニコ払ってあげていた。
バカだった。
そこまでやっているのに対人関係がうまくいくかどうかは、まるでその日その日のギャンブルみたいな感じだった。
ちょっと気をぬくと相手が怒り出したりそっぽを向かれるような、綱渡りな毎日。
勉強もついていけていないのに、人間関係がうまくいくように毎日毎日気をつかって緊張状態で過ごさなければいけず、疲労した。ストレスでどか食いをしていて太っていた。
対人関係だけで本当に本当に大変なのに、外見にまで気をつかうことなんて全くできなかった。
小太りで、髪はぼさぼさで、すね毛はそったことがなくよれよれの制服を着ていた。
母親さえも私の外見に頓着していなかった。
私はその頃のみんなよりも胸が大きいのに、母親が、小さな子供用のブラジャーしか買ってくれないのでそれを使っていた。(当時は自分で下着を買うことは知らなかった)
私の胸はいつもはみ出していた。体育の時間なんかは動くのでまわりにばれてたと思う。
中学時代のことを思い出すと、同時にこの胸の事を思い出すため、暗く暗くつらくつらく、いたたまれない気分になる。
よくフラッシュバックが起きてわーっと叫んでしまう。
いじめ問題なんかだと、どうして誰かに相談しなかったのかと言う人もいると思うけれど、子供時代なんて、自分の目の前の「学校」が世界のすべてなのだ。
ほかに行き場所があるなんてことは考えもしないし、 誰かに相談するなどということは考えもつかないのだ。
それに私は世の中のことをいまいち理解していなかった。
私は大人になるまでテレビと現実の区別もかなりついていなかった。
マンガの登場人物はどこかに住んでいると思っていたし、ドラマは本当にあったことだけを脚本にしているのだと思っていた。 テレビでいっていることは全部本当のことだと思っていた。
テレビドラマで手首を切っている人(役)を見て、
誰だって死にたいと思うことくらいあるんだ、ああ、みんな大変なんだ、私なんて甘いんだ。
この人は本当に手首を切って死んだではないか。死ねない自分は弱虫なんだと自分を責めていた。
(普通の人は知らないと思うが、カッターで手首をきっても、たいていうっすらとしか切れないのだ。死ぬほどの血をだすためには、力をいれて切らなければならない。)
私はあまりにもつらい気分の時は、死ぬ気になればなんでもできるんだとおもって手首をカッターで切っていた。
まわりのみんな(中学生たち)も、たいていはつらいことがあって死にたいと思っているけれど頑張って生きていて、たいていの人はこっそり手首を切ったり自殺未遂した経験があるのだ、と思っていた。
自分が、一般的な他の同級生とくらべると、つらい思いをしているとは思っていなかった。
これは今でもそう思っている。
きっとみんなも、毎日毎日つらい思いをして生きているのだと私はおもっている。
自分が経験できていないから、想像がつかないのかもしれない。
世の中には毎日が楽しくて、ほんのちょっとしか心配しないで生きている人もいる、ということを知ったときは、心底驚くばかりであった。
もしそんな人がいるのであれば、 あなたは本当に幸せな人なんだよと教えてあげたい。

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