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ADHD・エスの日記

30代でADHDと診断された女の日記。ひきこもりです。社会不適応、PTSD、境界知能 フラッシュバック 二十代に何度も自殺未遂してて絵に描いたようなメンヘラですが 今も死なずに生きている。

デイケアと病気と障害と生活保護

通院先の精神科のデイケアにたまに通っています。

(※ デイケアは精神科の外来とは別の場所にあり(たいてい隣)、リハビリ的な目的で日中活動する場所のことです。午前、午後の通しがデイケア、ショートケアはどちらか片方のこと。一般的にデイケアと呼ぶのでここでもそう記述します。)

私はショートケアなので、通しで参加したことはありません。

デイケアに行く理由は、時々MTC(メタ認知トレーニング)など、興味のある講座があるからです。

デイケアの話をしたいと思います。
これは私の病院だけの話で他の病院はわかりませんが、デイケアは外来に来る客層とはけっこう違います。

わかりやすく言えば入院していて退院してきた人とか、作業所にもいけない感じの人とか、より症状が重い人が通っています。

もちろん、自分のように、月に1,2回だけ、興味があるプログラムだけに通うような使い方をしている人もたくさんいます。

見ただけで一般の社会とは違った人がたくさんいて、
ジャージで来ている人、寝起きのまま来たのかと思うような清潔感のない人、床やソファでゴロゴロと寝ている人たちもいます。
(また女性がとても少なく、通っている人のほとんどは男性です)

デイケアは、B型作業所と同じく、日中の居場所を提供する側面もあるようで、プログラムに参加するか、しないかは自由です。
なので、ずっと寝ていたり、雑談している人たちもたくさんいます。
(プログラムをする部屋は別室です)

そうではありますが、一般的に見ると、とても異様な姿ですので、
この感じが嫌ですぐに来なくなってしまう人もたくさんいるようです。私も申し訳ないですが、好き好んで通おうとは思わないです。
個性が強烈すぎる人もたくさんいます。

来ても寝ているのならどうしてわざわざ来るのかわからないという人のために書きますと、家で一日中寝ているよりは、起きて身支度をして、交通手段を使って病院に来るというのも、リハビリの一環なのではないのでしょうか。症状が重く、薬をたくさん服用していおりますと、もう来るだけでも疲れ果てて、何もできない人もいるでしょう。
また、午前午後通しのデイケアですと、料金内で昼食がつくので、生活保護の方たちには助かるのではないでしょうか。
(生活保護ですと医療費がかからないので、結果的に無料で食事ができます)
また、生活保護の方は役所の方からこういった所に通うように指示される方もいるようです。

顔見知りができれば雑談をしてすごすことができます。
そういう場所です。

私は誰とも話すことはありません。目を合わさずになるべく見ないようにしています。

誰とも口を利かないまま講座を終え、また次回もそうするでしょう。

帰宅途中にコンビニの前を通ったら、さっきデイケアにいた男の人が、入口の横にあぐらをかいてガツガツとお弁当を食べていました。

誰もが見ないようにして通り過ぎます。

私も見ないようにして通り過ぎます。


見ないふりをすることがいいことなのかどうかはわかりません。
でも私はそこに踏み込んで、仲良くなるような気構えはありません。

一時間だけ仲良くすごすことと、何年もずっとつきあい続けることは違うのです。

これは未来の自分の姿かもしれないと思ったり、いや、そんなことはない、こうはならないと思ったり、

病気や障害というものは、貧困というものは、全く残酷で、人間の尊厳だとか、そういうものをすっかり奪い去ってしまいます。

私は幸い、衣食住に不自由なく、身ぎれいに健康的な生活をできる環境にあります。

だからこそ、自分は尊厳を失わずに生きて、せめて、自分の身近な人が助けを求めている時、その声を聞き洩らさないようにしようと思うのです。
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